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■基準強度

A種構造用LVL、B種構造用LVLの基準強度は、国土交通省告示(平成13年国土交通省告示第1024号)により、次の通り定められています。

A種構造用LVL

A種構造用LVLは、構造用LVLのうち、主繊維方向に直交する単板を入れないもの又は主繊維方向に直交する単板を入れる場合、その仕様を最外層の隣接部分に限定したものをいう。

圧縮、引張りおよび曲げの基準強度

曲げヤング係数 曲げ性能の表示 基準強度(単位 N/mm2
圧縮 引張 平使い(H) 縦使い(V)
Fc Ft Fb Fb
160E 160E-600FHV 41.4 31.2 51.6 51.6
140E 140E-525FHV 36.0 27.0 45.0 45.0
140E-450FH-525FV 34.8 23.4 39.0 45.0
140E-450FHV 34.8 23.4 39.0 39.0
140E-375FH-450FV 32.4 19.8 32.4 39.0
120E 120E-450FHV 31.2 23.4 39.0 39.0
120E-385FHV 30.0 19.8 33.0 33.0
100E 100E-375FHV 25.8 19.8 32.4 32.4
100E-320FHV 25.2 16.8 27.6 27.6
90E 90E-335FHV 23.4 17.4 28.8 28.8
90E-290FHV 22.8 15.0 25.2 25.2
80E 80E-300FHV 21.0 15.6 25.8 25.8
70E 70E-260FHV 18.0 13.8 22.8 22.8
60E 60E-225FHV 15.6 12.0 19.8 19.8

水平せん断の基準強度

水平せん断性能 基準強度
(単位 N/mm2
65V-55H 4.2
60V-51H 3.6
55V-47H 3.6
50V-43H 3.0
45V-38H 3.0
40V-34H 2.4
35V-30H 2.4

めり込みの基準強度

めり込み性能の
表示区分
基準強度
(単位 N/mm2
180B 18.0
160B 16.0
135B 13.5
90B 9.0

※A種構造用LVLのうち、めり込み性能(縦使い方向)を表示してあるものに限る。

めり込みの基準強度(樹種区分)

樹種 基準強度
(単位 N/mm2
アカマツ、ベイマツ 9.0
ヒノキ、カラマツ 7.8
ラジアータパイン、
スギ
6.0

B種構造用LVL

B種構造用LVLは、構造用LVLのうち、A種構造用LVL以外のものであって下記の基準に適するものをいう。

事項 基準
直行単板の配置 1 直交する単板は最外層から3枚目に必ず配置すること。
2 直交する単板は連続して配置しないこと。
枚数
単板の構成
連続する平行単板は2枚以上5枚以下とし、かつ、平行単板が3枚以上連続する部分が必ずあること。
平行単板の連続 単板の構成は積層方向に対して対称であること。また、構成する単板は全て等厚であること。

圧縮、引張りおよび曲げの基準強度

曲げヤング係数区分 基準強度(単位 N/mm2
圧縮 引張り 曲げ
強軸 弱軸 強軸 弱軸 強軸 弱軸
140E 21.9 4.3 18.3 2.9 32.2 5.8
120E 18.7 3.7 15.6 2.5 27.5 4.9
110E 17.2 3.4 14.4 2.3 25.3 4.5
100E 15.7 3.1 13.2 2.1 23.2 4.1
90E 14.0 2.8 11.7 1.8 20.6 3.7
80E 12.5 2.5 10.5 1.6 18.4 3.3
70E 10.8 2.1 9.0 1.4 15.9 2.8
60E 9.3 1.8 7.8 1.2 13.7 2.4
50E 7.6 1.5 6.3 1.0 11.1 2.0
40E 6.1 1.2 5.1 0.8 9.0 1.6
30E 4.6 0.9 3.9 0.6 6.8 1.2

B種構造用LVLに等級区分はございません。

水平せん断の基準強度

水平せん断性能 基準強度
(単位 N/mm2
縦使い
方向
平使い
方向
65V-43H 4.3 2.8
60V-40H 4.0 2.6
55V-36H 3.6 2.4
50V-33H 3.3 2.2
45V-30H 3.0 2.0
40V-26H 2.6 1.7
35V-23H 2.3 1.5
30V-20H 2.0 1.3
25V-16H 1.6 1.0

■防腐・防蟻処理

1)処理が簡単です。
接着剤混入処理であるので、単板積層材を製造した時点で完成します。

2)処理材のどこを切っても薬剤が満遍なく入っています。
接着剤混入法は、溝やホゾを切っても薬剤を塗布する必要がありません。

3)加圧注入では処理しにくい難注入材でも内部まで薬剤処理できるので、カラマツのような高いヤング材も処理・製造が可能です。

4)環境上、安全性が高いです。
接着剤混入法による処理材は、薬剤が接着層から材表面に浸透するので、加圧処理のように材表面より薬剤を注入する方法と比較して、処理材表面に存在する薬剤量は極端に少なく、人間に対しても環境に対しても非常に優しい処理材であります。

認証番号 AQ-225-D1-1・2

「キーラムAQ土台セッコンK3」は、日本住宅・木材技術センターが行う「AQ」制度の2種(JAS規格のK3相当)に認定されています。また、住宅性能表示制度における劣化の軽減の項目で等級2*以上を取得していますので、公庫融資の基準金利が適用されます。
*等級2以上を取得するには、土台はK3相当以上の防腐・防蟻処理の必要があります。